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草彅 健 KUSANAGI TAKESHI
投資家の皆様の運用高度化や長期的な投資収益拡大を実現し、オルタナティブ投資市場の発展に貢献していきたい

草彅 健KUSANAGI TAKESHI

DBJアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長執行役員

DBJアセットマネジメント株式会社について、どのような会社か教えてください。
またどのような使命を持っているのでしょうか?

人口の減少や高齢化の進展に直面するわが国においては、国民の長期持続的な資産形成を実現していくことが重要な課題となっています。当社は、このような社会的課題に対応すべく、DBJグループの一員として培ってきた業界知見・ネットワークなどを背景としながら、新しい領域である「オルタナティブ投資」分野において機関投資家の皆様に「良質な投資機会や運用サービス」を提供することを目的とし、活動しています。

当社は元々、2006年に株式会社日本政策投資銀行(DBJ)が出資する不動産投資運用専業の投資運用会社として設立されました。その後、2012年にはDBJの出資比率が100%となり、DBJグループにおけるアセットマネジメント事業の中核会社としての位置づけが明確化されました。それ以降、不動産だけでなくプライベートエクイティ(PE)やインフラ分野も事業領域に加え、それらを「3本柱」とする体制となり、現在に至ります。

先ほど指摘しました社会的課題をより突き詰めていくと、投資家の皆様における「運用難」をどう解決していくかという問題に繋がっていきます。この問題への対応策の一つに、投資対象領域の拡大、すなわちオルタナティブ領域への投資ニーズの拡大があります。当社はこれまで、そのような投資家の皆様のニーズに対するソリューション提供として、オルタナティブ投資に係る様々な投資事業・投資商品を立ち上げ、拡充してきました。その結果、現在、不動産私募ファンド、私募リート、国内外のPE・インフラ・不動産ファンドを投資対象とするゲートキーパー/ファンド・オブ・ファンズ業務を展開するに至っています。また、2021年には海外のインフラ資産を投資対象とする私募ファンドの運用を開始する予定となっています。

このように、当社は、オルタナティブ投資を専門的に取り扱うだけでなく、3分野(不動産・PE・インフラ)それぞれで様々な投資商品を展開している、日本でもかなりユニークな存在となっています。また、こうした活動の結果、運用資産残高(AUM)は足元約2兆円となっており、規模の面でも日本有数のオルタナティブ投資マネージャーとなっています。オルタナティブ分野における投資家ニーズはまだまだ拡大していく見込みですので、投資家の皆様の期待にしっかりとお応えし、オルタナティブ市場の拡大に貢献していきたいと考えています。

どのような将来ビジョンを持っていますか?

我々運用会社には、投資家の皆様に対する「フィデューシャリー・デューティー」(受託者責任、「FD」)があり、常時、専ら投資家の最善の利益を実現するように行動することが求められています。しかし、これを単に「義務」として捉え、ボトムラインを確保すればよい時代は終わりつつあると思います。つまり、今後この業界は、FDについてボトムラインを超えていかに高度なサービスを提案していくかという、いわば「ベスト・プラクティス」を巡る競争が激化していくと展望しています。このため、当社としては、投資家の皆様が期待するリターンの実現は当然として、それだけではなく投資判断・モニタリング・投資ビークル管理・レポーティングなどのプロセス面を含めた投資サービス全体としての価値創出を目指していきたいと考えています。

また、ESG(環境・社会・ガバナンス)にどのように対応するかという点も、今後業界においてより一層重要になってきます。この点については、「ESGの観点で何か世の中にとって良いことをすればよい」という単純な話ではないと思っています。我々はあくまでFDを負った運用会社ですから、最大のステークホルダーである投資家の最善の利益の観点でESGをどのように捉えるかということを考える必要があるからです。この観点で当社では、ESGを「長期的な投資収益拡大を目指した、リスク・リターン最適化のための方法論」として捉え、すべての投資運用プロセスに落とし込むアプローチを取っています。これは業界の中でも先進的で、かつ本質的な取組みだと思います。

どのような将来ビジョンを持っていますか?

これまで話されてきたような会社を目指す中で、
どのような人材を求めているのでしょうか?

以上お話ししたような価値創出を実現していくためには、高度なプロフェッショナリティを持った人材の確保が不可欠となります。当社において「プロフェッショナリティ」とは、各分野における専門能力・知識を兼ね備えていることに加え、確固たる職業倫理も兼ね備えた人材として捉えています。そうした人材をしっかりと採用・育成することは、「短期的な利益のみに拘泥せず、長期的な目線で投資家の皆様の期待を上回る運用成果を出し続けていく」という価値実現に直結していると考えています。

また、色々なことに果敢に挑戦するマインドを持った人材や、当事者意識を高く持った人材を求めています。オルタナティブ投資という比較的新しい分野で投資家の皆様のニーズに的確に応えていくためには、現状に甘んじることなく、「お客様の最善の利益実現のために何が最適か、どうすればもっと良くなるのか」といった問題意識を常に持ち、担当業務についてあるべき姿を自分自身で考える力が求められます。また、独り善がりとならず、社内外の関係者としっかりと議論し、理解を得ながら取り組む力も求められます。これらのことを実践できる、あるいはそういった環境にやりがいを感じながら仕事ができる方が当社にフィットすると思いますし、そういった方に是非入社していただきたいと考えています。

さらに、当社ではチームで仕事を進める機会が多いので、チームプレーを大切にする方や全体最適の観点から業務の高度化・効率化につながる生産性の高い働き方を目指したい方にぜひ加わってもらいたいと思います。

最後に、応募される方にメッセージをお願いします。

当社は、機関投資家向けの投資運用業界において、不動産、PE、インフラのオルタナティブ投資3分野を専門的かつワンストップで取り扱っている国内でも特徴ある運用会社です。また、昨今の働き方改革を通じて、当社においても在宅勤務、フレックス勤務の導入に加えて、ハード面でもオフィスレイアウトを一新する等、社員の働きやすさの向上に向けた取り組みも積極的に進めています。そのよう環境で、長期的にご自身の専門性を高めていきたい、という方にぜひ当社の門を叩いてほしいと考えています。ご応募をお待ちしています。

最後に、応募される方にメッセージをお願いします。